今回のFizz CupからLocal Variationsが取り入れられました。
今までのWind Setterではコース内のどの場所でも
同じ風や潮流を受ける設定だったのですが、
Local Variationsによって、
場所ごとに設定を細かくアレンジすることが可能になりました。
現状までのわたしなりの感想など・・・
【メリット】
1. RLにより近い風を再現できる。(例:岸や島の周辺で風が悪くなる。)
2. 有利な場所と不利な場所の差が激しいので、
コース取りによっては大逆転もあり得る。
3. 事前に綿密なライン計画を立てる楽しみが増えた。
(Local Variationsの干渉を受けない抜け道もあったりします。)
【デメリット】
1. コース練習を積めば、適切なラインを見つけ出すことはできるが、
ある程度以上のレベルのスキッパーであれば
みんな同じようなラインになってしまう。
2. 結果、ワンパターンなレース展開になりやすく、
また、どうしても接近戦が多くなり、接触も増えレースが荒れやすい。
3. 風のシフトに迅速に対応するスキルが不要となってしまった。
(シフトに応じてタックしても、30~40°くらい平気でマイナスに流される。)
4. 設定がハードになると、帆走していてフラストレーションが溜まる。
(今回、コース練習をしているスキッパーが極端に少ない一因。)
わたしとしては、デメリットの3に挙げた、
自分の一番の持ち味が消されてしまったので否定的ですが
これからの新機軸としてFizz以外のレースにも浸透していくかもしれません。
いまだ、みんな四苦八苦している感は否めませんが、
今回のFizz Cupは、このLocal Variationsにいち早く順応できた
スキッパーが制すると思われます。
まだUSSがプライベートだった頃ローカルバリエーション試しましたが、結局「抜け道」を一列になって走るという事態になって興醒めしました。
ReplyDeleteファクターを増やすのはいいけど、それらを考慮しても選択肢が無限にあるような設定にしないと結局ファクターが1つなのと変わらなくなる。難しいですね。
>たくさん
ReplyDeleteたくさんの書かれた内容がまさにわたしの思うところです。
設定に凝り過ぎるあまりに、帆走できるラインが限定されてしまう主客転倒の状態に陥ってる気がしますね。
あと、Fizzはスクリプトの改善によってほとんどクラッシュしなくなっていたのですが、Cupでは全般にやたらとクラッシュが多いです。
強烈なlagを伴うレースも多く、通信量の増加による負荷の増大が起因しているのではないかと思っています。
もう複雑すぎてついていけないのねヽ(´ー`)ノ
ReplyDelete>しのさん
ReplyDeleteわたしもついていけな~い(;´д`)